157.「ぬらりひょん」が「白うるり」に代わっても

「空気作り」とは、「世論作り」で、それは独裁者の圧政より巧妙で容赦なく残酷でもある。現在、改憲後の予行演習のごとくに、閣議決定がそのまま通っている。「国会?」、すなわち「民意」はいともたやすくスルーされ、実質的に、一党独裁態勢である。今後、改憲を許せば、これがさらに強固にあらゆるところに強制力を持ってくるのである。そのために、彼らは、それこそ手段を選ばず、あらゆるものを動員して世論作りに懸命になるだろう。その路線上に、たとえ、「ぬらひょん」が登場しようが、それが「白うるり」に代わろうが、どれほど役どころが変わっても筋書きは同じである。さらに言えば、「手段を選ばず、あらゆるものを動員」して行う世論操作に、必要欠くべからざる存在であった例のビジネスカルト集団がさらに奥深く入り込んでくることは余程のオメデタイ人間ではない限り、すぐにわかることである。そこに大手広告会社が絡んでくれば、四六時中、世論操作の渦の中にさらされることになる。得体の知れない反日ビジネスカルトとのしがらみは、身を切るどころか身を切り刻むほどの覚悟なくては絶ち切れるものではないが、もうすでに足元を見られている。ビジネスは、本来的に悪魔じみたものではあるが、最終ビジネスと位置付けているような「カルト」集団が、「解散命令」が出された程度で簡単に引き下がるとは到底思えない。当然、地下に潜行することも考えられるが、どちらにしても新たな局面での戦いは始まったばかりだということである。追及の手を休めれば瞬時に増殖を始める。社会が歪み、病んでいればいるほど、どこに転移して増殖を開始するかわからないのである。

              2023 1/27

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