152.つれづれに一言で片づければ(27)ー36件ー588件

〇毒食えば 金が成るなり 伏魔殿  

 これは中枢にいる為政者のことで、「まともな」「人間」の顔がまったく見られなくなったというのが正直な思いである。そして、その彼らについて、マスクがあってちょうどよかったネと言ったまでのことである。日々、マスクをして、奮闘している人々について言ったことではないことを老婆心ながら付け加えておく。

 その彼らの頭に、ちょんまげのカツラをのせてつくづく見ると、どれも悪代官、悪徳商人役がぴったりで、一人として有徳の士、義士が似合いそうな者はいない。せいぜい、「 半髪(ちょんまげ)頭たたいてみれば、因循姑息の音がする」くらいである。

・・・・・・・・・・・・・・・

豪邸?つい、どのような大それたことをして財を成したのかと思うだけである。総じて「山師の玄関」、実際、何の風情もない。

 

                                                                                        2020   12/18+25

〇学歴は、非の打ち所が無い程立派だが、その言動たるや無惨というのが多いのはなぜか?それは、煎じ詰めれば、受験勉強という病根とその後遺症から脱し切れていないということに過ぎないのかもしれない。それを乗り越える唯一の方法は、非の打ち所のない学歴を捨て去ることである。すなわち、百尺竿頭一歩を進むということである。それができなければ、既定の枠の中で終始するしかあるまい。

                                                                                                                                

〇裏で生殺与奪の権を振るって恐れられていた者を引きずり出すと、やはり案の定、ラッキョウに目鼻を付けたモヤシのような男である。人間としての風情はまったくない。要するに、欠陥人間なのである。なぜこのような人間が出来上がるのか、よくよく考えるべきなのである。

                                                                                             2020   12/14

 

〇「こんにちは、ガースーでェェーす。」(菅義偉)、「こんにちは、なっちゃんでーす」(山口那津男)、誰に向けて言っているのか?と問われれば、「まだら認知症」か、もしくは「認知症」の方々じゃないかとしか言いようがない。少なくとも、普通の感覚ではない。まともな大人なら、隙あれば「人食らうモノ」が隠蔽的擬態をしているようにしか思えまい。だから、極度に違和感を感じるのである。誠実な姿勢とはとても言えない。

しらけ鳥飛んでいく、自滅の空へ みじめみじめ・・・みじめ・・みー自滅ッ、ん?

                                                                                                     2020  12/13

 

〇言葉の簡略化がいたるところで進んでいるが、いいつもり使っていると思考活動も衰え、すべてが短絡気味となり、常にわかったようなわからないような、その内わかった気になってしまう。実は何もわかっていないのであるが、無反省に乗せられていれば、それが仕掛けられた罠だと気付くことさえできないまま適当に操られ自滅するしかなくなるのである。

                                                                                           2020 12/10

〇ビート・たけしが、コロナ禍以前まで、定期的に200ー300人収容の小屋で、言いたい放題のトーク・ショーを行っていたことをつい最近知った。おそらく、皮肉と「毒舌」のてんこ盛りであったであろうと思われる。知っていたらビート・たけしを確認するためにも行ったであろう。タモリについてはこのサイトでも取り上げたが、このレベルの者はやはり地金が違う。

                                12/9

〇「バラエティー番組」の類、要するに、恐るべき「中和剤」である。本当に何が進行しているのかも不明なまま、「酸性」か「アルカリ性」の区別もつかず、やがて嗅覚障害、味覚障害、びらんを起こし、「強酸」を浴びていることに気付きうろたえる。世の中、きちんと見ていれば、そうそう単純でもなく、複雑でもないことはわかるが、見ていなければそれだけで危険なのである。

               2020 12/8

 

〇「エビデンスがない」という言い方、明らかに「加害者」の物言いである。追い詰められた「犯罪者」が「どこに証拠があるのか?」と言っているようなものである。何を聞かれてもまともに答えず、または答えられない。国会を何だとも思っていない者、実はもの事を知らな過ぎる者。国会は裁判所ではあるまい。それとも司法、行政も区別もつかなくなっているのか?「エビデンス」を問題にするのなら、その内、このことに関しては明快な結果は出てくる。問われていることに答え、それについて具体的に対処するべきで、国会で「証拠があるのか?」などという答弁、前代未聞である。それ以前に国会で話すべきことはいくらでもあろう。すべてにおいて姑息でなのである。よくこんな姑息な者を祭り上げたものである。祭り上げねばならぬこと自体で、その「本体」は知れる。

                                                                                               2020 12/7

 

〇「はやぶさ2」、求められるカプセルをきれいに落下させると、再び別の惑星の探査に旅立った。醜い汚辱に満ちた人間の所業を忘れさせる一瞬であった。「はやぶさ2」も時には、牙を向いたこともあるという。そのようなことも含めて感慨深いものがある。

                                                                                                                                                                                 2020 12/6

〇「流行語大賞」?に「三密」? それで司会者が「受賞者」に「受賞おめでとうございます」?それで、「受賞者」はニッコリ。異様である。主催者も主催者だが、選ぶ方も選ぶ方である。最前線基地の医療従事者は今、現在限界状況の中で戦っているのに、「おめでとうございます」はないであろう。新型コロナウィルスの戦いは終わっていないどころか、これからが正念場なのである。この感覚やはり異常である。因みに、「受賞者」の異常性は今に始まったことではないのでどうでもいいが。

 流行語というのが、人口に膾炙した語というのであれば、広く人々の口の端にのぼってもてはやされるものでなくてはなるまい。「三密」がもてはやされたとはとても思えぬ。これは、お上からの「お触書」の中で繰り返し遣われた文言で、それを庶民が止むなく遣わざるを得なかった程度の言葉なのである。

                                                                                        2020 12/5

 

〇「彼らは徹頭徹尾因循姑息で、権力に媚びる。魂などは売るためのものでしかない。それが一生楽に生きるコツであると思っているからである。「事実」、「真実」などは、彼らにとって邪魔になれば、捻じ曲げ、隠滅する一つの事象に過ぎない。いかに権力に媚び、因循姑息であるか、それが楽な人生を保障すると思い込んでいるヤカラ・・・」と事情通らしき者は言っていた。今更、さもありなんでもないが、やはりこういう手合いを相手にしていると思ってかからないと何事についても判断を誤る。

                                                                                      2020 12/4

〇細胞レベルでウソを必須としている生命体があるのではないかとさえ思われる。細胞を死守するために常にウソを合成させ続ける必要があるのである。結局、その生命体は生命維持のためにウソをつき続けるしかないのである。そう言えば、新型コロナウィルスも細胞に入り込み増殖を繰り返す。

                                       

〇「全集中の呼吸」で答弁する???、噴飯笑止で、AIなら対応不明の無限大で火を噴き再生不能になるところである。よくもまあ抜け抜けと言えたものである。最近流行りの猿芝居の発信元はやはり国会の答弁だったのであろう。自分の立ち位置がわかっていない悲喜劇はよくあることでもある。「鬼滅の刃」の矛先とは、悪徳と名のつく者たちの喉首三寸のところにある。しかし、誰一人自らを悪徳とは思っていないのである。「ウソをつかない奴は人間じゃねーよ」という者が平然と日々、人々にしたり顔で講釈している。要するに、嘘つきが堂々とこれが真実であると言っているのである。厚顔無恥といえばそれまでだが、それをまた面白がって聞いているから呆れるのである。自分が利するためなら、それこそ「何でもする」ことを悪徳というのである。「鬼滅の刃」の矛先になり得るにもかかわらず全くその「位置」に気付いていないか、どこにいるか明確になっていないということである。言っていること、思っていることではなく、今、現にやっていることが問題なのである。誰でも多くは、自分は大なり小なり善人であると思っているであろうが、自分の「在り様」自体が、それを裏切っている場合が多々あるということである。感情移入ばかりが強すぎて、鬼を切っているつもりで、実は自らが鬼になっていることに気付かないということである。切られるのは、あなたの方だと言いたくなる御仁が多過ぎる。

 因みに、新自由主義という方向には、人間崩壊の道以外にないことを肝に銘じるべきであろう。その言動は鵺(ぬえ)のようで極めて危険である。少なくとも私は、人間の境涯にはいない者として捉えている。

※鵺(ぬえ):伝説上の怪獣。頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎、声はトラツグミに似る。

                                                                                 2020 12/3

 

 

〇有終の美を飾ったアーモンドアイ、さすがである。お見事!世界に誇れる最強の牝馬。日本の女性も頑張ってほしいものである。

 

〇政治屋さんたちをみていると、学生時代、まともにものを考えたこともなく、麻雀、スポーツ、ゲームに明け暮れ、一気飲みして者たちが、普通の市民生活などばかばかしいとばかりに山師、政治屋の類に流れてきたというのが実情であろうと思われる。実際、言動、面付きからもそれ以上のことを読み取ることはできない。テレビなどに頻繁に出ている若い大学教員(優秀な大学教員はテレビ等には出ない)なども、言っていることは、やはり大なり小なり利権屋の範疇を出ることはない。元慶応義塾大学教授・竹中何某と五十歩百歩、無能な者の行き着く先と自己証明、それが利権屋である。

                2020 11/29

 

〇「就活」、「婚活」、「終活」・・・よくそんな活動をしている時間があるものである。一回きりの人生でやるべきことは山ほどあるというのに・・・そんなに「作られた人生」に乗りたいのか?自分で作れよ、切り開けよ・・・安易な道には安手の模造品しか転がっていない。

                                                          2020  11/26

 

〇「経済を回す」?人々をぐるぐる回しているだけであろう。あまりにも無能である。このコロナ禍の中、医療も崩壊寸前であるにも拘らず、人の命を回すことしかできない。どうやれば効率よく経済活動を損なうことなく、感染対策もできるかの事例は出ているにも拘らず、やろうとしない。コロナ相手にやっている振りはまったく通用しないのである。遅かれ早かれ、結果は出る。経済を回すための行政的手腕もアイデアも何もないまま、マスクと手洗いを武器に「go to」の人海戦術。これで何人死のうが誰も責任を取らないことはその顔ぶれを見ればわかる。要するに、彼らの言いなりになっていたのでは首はいくつあっても足りないということである。

追記:医療崩壊寸前ということは、救急車で搬送される急患(コロナ以外)も病院のたらい回しで、その挙句に救急車はそのまま霊柩車となるということも多くなるということである。助かる命も手遅れで命を落とす。救急車がすべて霊柩車とならないことを祈る。

 最前線基地の医療従事者の実態を正確に把握もせず、神頼みの「経済回し」で、go! go! では戦中の「大本営」と変わりあるまい。そして、「大本営発表」とは、都合の悪いことは一切伝えないということを意味する。もし、今の施政に「安心」、「安定」などというものを少しでも感じているのなら、それは本当のことを伝えていないからということに過ぎないのである。まんまと罠にはまっているということである。

 また、混乱に乗じて火事場泥棒が徘徊し始めている。騙り、騙り事は今や公認行為の様相を呈しているようだ。

                                                             2020  11/25+

〇叩けばいくらでも埃が出てくるような者が、匿名をいいことに、肝心なことはそちのけで、人のわずかばかりの埃を取って神のごとくに裁断する。つい、お止めなさいよ、野暮なことと言いたくなるが、お里はとっくに知れている。つくづくみじめな奴らである。内容的にまともに批判もできない者は、人を貶めることしかできないと見える。しかし、考えてみればこんなヤカラは昔から裏階段でこそついていた。それが表階段になっただけのことかもしれない。

                                                                                                                                                                                   2020 11/24

〇最近の「左翼」、「右翼」という言葉の遣われ方を見ていると、今までのコンセプトは変えねばなるまい。すなわち、「左翼」とは総じて義侠心のある者たち、「右翼」とは義侠心の欠片もない走狗(権力の使いパシリ)で、弱きをくじき強きを助ける、多くは利権屋の類であるということになる。何はともあれ、義侠心の有無が両者の決定的な違いとなっている。しかし、弱きをくじくとは、情けない者たちである。虎の威を借りる狐とは、つまらぬ者のたとえである。

※義侠:強きをくじき弱きを助けること。

                                                                                           2020 11/23

 

〇この間のアメリカの状況を見ていて、改めてその実態を再確認できた。実際、機会はいくらでもあったが、なぜニューヨークなどというところに行ってみたいと思わなかったのか、その確認もできた。ジョン・レノンなどもニューヨークに行かなければ銃撃されることはなかったと思っている。そういうところなのである。元ニューヨーク市長、現在トランプの顧問弁護士ジュリアーニの会見時、あの黒い汗をかいた彼の顔は、悪魔に取り付かれた者そのものであった。

しかし、決して正当化はできないが、このような無様な姿を見せつけてくれるのもアメリカなのである。中国、ロシア、その他の有象無象の独裁国家ではそれ以前にすべては「きれいに」消されているであろう。さて、ご当地ではどうか、焼き芋屋のおやじのような顔をして、掃き掃除ばかりに余念のない者に掃き溜めに突き落とされてからでは遅いのである。

                                                                                           2020 11/21

〇「トランプの支持者って、ヤク中じゃねーか、そんな気がするよ」、てっきり日本のトランプ支持者じゃないかと思っていた者の口からこんな言葉が発せられた。その御仁はさらに「日本のトランプファンだってヤバイんじゃない、ノリがヤク中なんだよ」

                                                                                           2020 11/18

 

〇オリンピック行商人の総元締がわざわざやってきて見るも無残な空々しい「ヨイショ」、「このオッサンの頭、もう完全に逝ってしまっているな」と思った者も多いことであろう。そして、何とはなしに出てくるメロディに歌詞を当てはめると、やはりあの歌なのである

♪ しらけ鳥飛んでいく、東の空へ みじめ みじめ・・・しらけ鳥飛んでいく、南の空へ みじめ みじめ・・・

「こりゃ、ほんとにダメだわ・・・」「ダメだ、こりゃ!」「・・・ヤバイほんとうに・・」

こんな「おバカたち」に乗せられていたら至る所で全滅するしかあるまい。

                                                            2020  11/17

 

〇根拠も定かでない法廷闘争?トランプにとっては、新型コロナで何人感染しようが、死のうが知ったことではない。最大関心事は自分のことだけということは前にも言った。彼と同類の者たちは、その言動に多少の違和感を持ちつつも、何とかそこに自己正当化を重ね合わせ擁護するが、コロナの現状は時々刻々、変異拡大し予断を許さない状況である。一日の感染者数18万人超、やがて、トランプ支持者たちも大量にコロナに感染し、死ぬ者も多く出てくるのは火を見るより明らかなのである。トランプのように数千万円の治療費を払える者たちなどは皆無であろう。この一事を見ても、すべてを察することは容易なのであるが、日々作り出された幻想とは恐ろしいもので、全く現実が見えなくなっている。

              2020 11/15

追記:庶民が日々直面しなくては生きていけないような場所に行く必要もない、安全地帯にいる者たちが「コロナなどは、インフルエンザのようなもの、大したことはない」などと言っているが、無責任極まりない。彼らは安全地帯でものを言っていることを忘れないことである。金の流れも気になるところである。わずかばかりの金で背に腹は代えられないとばかりに魂を売る者たちも後を絶たない。

 

〇しかし、共産主義国で「富裕層」?それは、共産主義国でも何でもないことを意味する。単なる全体主義国、もしくは全体主義的修正主義国ということであろう。共産主義国などはすでに死語となって久しいというのが実情である。

                 2020 11/12

 〇女川原子力発電所再稼働、誰でも体験はするが、経験化することは難しいという証左の一つである。どのような体験をしてもそれを経験化できなければ、その体験は無意味になるということである。女川住民の多くの「貴重な」体験はこれで無意味となった。一時の金に目が眩めば、戦争などもこのようにして容易く開始されるのである。

 

〇日米電話会談?そもそもまともに話せるのか?トランペットは吹くだけだから何とかごまかせたが、この御仁では、吹くのもままならない単なるテンプレート電話「相談」にしかなるまい。ボディーランゲージも全くできないようで、これでは会っても会わなくても同様である。何もないのであるから当然なのであるが、この御仁の隠微な権力欲は危険極まりない。目先のアメにつられ、猫じゃらしに目を奪われていると、間違いなく崖っぷちに立たされることになろう。

 

〇以前からそうであるが、画面にその顔が出てくる度に、スメアゴルを彷彿とさせるのがスガである。そして、それがすべてであると思われる。もっとも、スメアゴルほど正直でもあるまい。

                                                                                                                                                                                    2020 11/11

〇現在、世界の半分以上が独裁国家、非民主主義国家であるという。何のことはない、要する「自由」にびくついている者たちの集合体がいかに多いかということである。改めて、「そんなにも自由が怖いか」と言いたくもなる。全体主義的傾向を持つ者を「保守」とは言わない。ファッショと言った方が正確であろう。本来、人間は「自由であるべく呪われている」のであって、その自由に耐えきれなくなれば、全体主義は大口を開けて待ち構えているのである。独裁国家などは、すべてが安易過ぎるのである。ヒットラー、持って12年である。その結果は?

                                                                                             2020 11/10

〇政治が無頼漢の最終ビジネスになっているようでは話にならない。

 ついでに、「動物化するポストモダン」ではない、ポストモダンは必然的に取り留めもなく無頼化するのである。「餓鬼化」といってもよいが、「無頼化するポストモダン」の方が落ち着くだろう。「動物化」は動物に失礼。よく目にする、どこぞの大学の准教授あたりの軽めのこじゃれたお兄さん方、よく聞いていると、電通絡みのコピーのようである。次から次へと言葉の置き換え、調整をして世に流しコントロールする。印象操作とは、ウソを隠すのが狙い、ウソを追及している側にはその操作は全く必要ないのである。

地球温暖化→気候変動  敵対化→分断化←批判  正当な対峙→ねじれ等々∞ (全体主義国家には「ねじれ」も「分断」もない、批判はすべて封殺される。全体主義国家を希求しているのか?)その内、殺人を「ポア」などと言い出しかねない。

 自己中心的な利己主義のためにだけ、利害が根本的に対立するはずもない者たちに憎悪の種子をばらまき、国民同士の敵対化を煽り、批判する者すべてを敵視してきた結果がこれである。

                                                                                                                                                                                  2020 11/8

 徹頭徹尾、自分のことしか関心がないことはその言動からわかる。トランプに対する感情移入は、すべてが勘違い、ヤシ、詐欺師の類の常套手段にいつまでも乗せられていると取り返しがつかなくなる。都合が悪くなれば、彼の側近同様、すぐに切り捨てられるということである。一方のバイデンがどこまでやれるかはわからないが、少なくとも「人の痛み」は知っている人間であることは間違いない。そして、何より「まともな顔」をしている。それに関するメディア的百万言もSNSなども私には全く必要ないというより無意味である。

 一言付け加えれば、政治領域いる者について、人間主義的に矮小化して捉えるつもりはまったくない。「人の痛み」、「まともな顔」などというと、そのように捉えがちだが、そうではない。それも見過ごしやすい重要な要素であるということである。見抜けなければそれまでのこと。

                                                                                                                    +                                                        2020 11/10

※「人の痛みを知る」人間とは、実のところ、いそうでいないものである。特に、凡夫などはほんとうに愛する者を失わない限り生涯わかり得ないものである。たとえ体験しても経験化できない者が多いのと同様である。

〇大それた事をしでかす核心部分を取り出せば、白い貧相な蛆一匹。

                                                                                                                                                                                2020 11/6

〇ソーシャルメディアがなければ、トランプなどは大統領にはなれなかっただろうというのは、正鵠を得ている。そして、それだけのことである。以前にも言ったことであるが、トランプ的な「すべて」は元々アメリカに常に内在していたものでもある。そういったものと拮抗し、闘いながら民主主義を辛うじて維持してきたのがアメリカ的「良心」と呼ばれるものでもある。しかし、今や、その「良心」すら風前の灯となっている。トランプの存在自体がアメリカの全的衰退の証なのである。日本においても然り。政治的、経済的方策ばかりがもっともらしく取り沙汰されるが、根幹部分で瓦解が始まっているということを忘れてはならない。思わず、人類の終焉は三文作家と大根役者による猿芝居で、今までの悲劇のコンセプトでは捉え切れない「卑劇」になるのではないかと言いたくなる。出るのは涙ではなく、ただ鼻水と屁。

                                                                                     2020 11/4

後日、スウェーデンの環境活動家・グレタが「とてもばかげている。ドナルドは怒りのコントロールに取り組み、友達と古い名作映画を見に行かなければならない。落ち着けドナルド、落ち着け!」とトランプの投稿にリツィ―トする形で投稿したという。これはトランプがツイッターでグレタについて投稿した内容をそのまま返したことになるそうだ。あっぱれ!74歳のいい年をした爺様が17歳の明快な少女に諭されているのである。すべての「虚飾」をはぎ取れば、実のところはこんなものであろう。日本では、トランプに「詳しい」「ジャーナリスト」らしき者がもっともらしきことを言っているが、やはり根本部分でズレているので、トランプの実像が霞んでいる。簡潔に言えば、思考がまったく深まっていないということである。それは言葉の端々から見えてくる。何を見ても、何年生きても、見れども悟らずということは、凡夫の定めと言ってしまえばそれまでのことではある。

 

〇まさに「悲しいまでの低レベル」である。恐ろしい程の低レベルと言ってもよい。空疎な美辞麗句の次はこれである。すでに瓦解は始まってるが、やがて崩壊せざるを得ないだろう。何をか言わんやであるが、他方、ソーシャルメディアによって、前意識、下意識の領域で不安を媒介にして操作され、自由とは乖離してしまった個人の動きも気になるところである。インターネット上には、見た目には、悪とは見えない全体主義の萌芽は至る所に散在している。特に、ソーシャルメディアは安易に入り込むと蟻地獄状態にもなる。「独裁者」としての実体を見せないこの脅威は極めて危険で、いつしか、姿の見えぬものに絡め取られてしまっているということにもなる。インターネット自体にこのような構造が組み込まれていることを再度確認し、冷静に対峙し、リテラシーを高めるべきであろう。そうでなければ、常に一定の距離を保つか、ソーシャルメディアに中心的役割を与えないか、そこから撤収することである。

                                                                                      2020 11/2

 

〇過去にそれなりのキャリアを持っていたにしても、欲に目が眩めばすぐに根底から自壊するものである。その根底にかかわるものが広義の哲学である。その根本的なものが希薄だから、容易く「魂を売る」ようなことをしてしまうのである。そのような御仁の遺骸、残骸が至る所に残る中に、「ゾンビ」もまた息を吹き返し、起き上がろうとしている。

                                                               2020 10/29

〇「政治家の覚悟」などという本も、ゴーストライターの書いた本なのか?削除された文章について聞かれても自分で書いたものではないような答えようである。どちらにしても、あまりにも無責任過ぎる。これもまた一事が万事ということで、何をしでかすかわからん人物であることがよくわかる。しかし、こんなこともすでに周知の事実なのであろうが、周知であってもそれに対する動きを伴わない周知は「周愚」にしかならない。

 呵責の対象となる良心を摘出させてしまうことで生き延びた男は、自らが悪魔になっていることも気付かず、何食わぬ顔をして何でもやることだろう。それを「ただ者ではない」と見誤るか、「非」と見るかで今後の展開は大きく変わる。

                                                                                        2020 10/27

 

 

 〇ホセ・ムヒカ(元ウルグアイ大統領)さんにしても、中村哲(医師)さんにしても、実に「いい顔」をしている。要するに、「やってきたこと」すべてが顔に現れているのである。何をいかに言ってみても、そのすべては顔に凝縮されているものである。信を置くに足りるかどうかは、顔を見ればわかるのである。言行不一致が常態化すれば、虚偽も常態化し、何もかもが言ったまでの話となる。

 何かと目立ちたがり屋の人物と、「いい顔」をした人物とを、よく見比べて観るとよい、どこがどう違うか一目瞭然である。

                                                                                           2020 10/25

 

〇またぞろ、騒いでナンボの売文業者が雨後の竹の子状態、否、ゾンビ状態になってきた。金の流れも実によくわかる。その中には、確か、「偽善者たちへ 『薄っぺらい正論』を嗤う」などというものもあったように思う。何かありそうで何もない偽悪者気取りのchauveなショービニストだったような気もするが。所詮、単なる売文業者の域を一歩も出ない者である。どちらにしても、この手の類に踊らされていたら夢心地で恥部をさらして狂人踊りのまま谷底に落ちるより他にない。

「薄っぺらい正論」だったか、「薄っぺらい正義」だったか確認するのも面倒なのでそのままにしたが、「正論」などというものは、道理そのものの客観的検証がなされていない限り、それは主観的なことに過ぎず、検証もいい加減でザル概念ばかりで構成されていれば、単なるデマの集積、プロパガンダ以上のものにはなり得ない。それも「薄っぺらい」となれば、デマを形成する要素にしかなるまい。一方、「正義」が、ヘーゲル的に客観化された理性的意志、主観的な道徳性を超える家族、市民社会、国家の立場として捉えられるなら、この場合の「薄っぺらい」とは、丁寧に解釈すれば、主観的道徳性を越えられていないという意味なのであろうと思われるが、実際は、単なる感情的な域を出るものでもないだろう。我々の多くは、「絶対善」にも「絶対悪」にも遠く及ばず、うまくいって「偽善者」か「偽悪者」にしかなれないのである。そして今、偽悪者ばかりが「何でもあり」の所業で開き直り、闊歩する姿が其処彼処で見られるというのが実情である。そんな中での「偽善者」の動きは、たとえ主観的な道徳性を越えられないという意味で「薄っぺら」な正義であったとしても、道徳性とは全く無縁の「何でもあり」の「偽悪者」などとは比較にならぬ程有意義である。偽善を嗤う者は、一見何かありそうに見えるが、飽くまで偽悪の域は出ず、屁の突っ張りにもならず、総じて偽善よりも質が悪い。

 そう、むしろ「偽悪者たちへ 『薄っぺらい正論』を嗤う」とした方が、今の世相にはよく合う。

 

                                                                                2020  10/18

 

 

 

 

 

 

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