152.高層ビルの解体工法を見ていて

 日本の見事な高層ビルの解体工法を見ていて、妙に日本の現状と重ね合わさってしまった。外部からは解体されているとはほとんどわからないが、内部では静かに着実に解体が進んでいるという具合である。もはや、日本の保守本流などというもの自体が存在せず、その幻想が形を成すことすらあり得なくなっている。実際、その中枢に巣食う韓国発祥のカルト(北朝鮮とも関係あり)の様相を見れば明らかであろう。そのカルトと重層的に絡み合っているいくつかのカルトの存在もある。

 「宗教は最終ビジネス」と豪語していた怪しげな教祖もいたが、最近では、「政治はビジネスです」と気の利いたことを言ったつもりになっている党首もいた。彼らは決して新しいことを言っている訳ではない。むしろ陳腐なのである。そういうことを言う背景にはすでに見飽きるほどの素地が至る所にあるということである。彼らにとって、宗教も政治も人心を操るビジネスということでは同一なのである。ビジネスである以上、当然、金が流れる。もちろん、金だけではなく情報も票も流れているのである。例えば、スパイ防止法にしても、それに反対する側よりも賛成する側に、スパイとなり得る者が多いというのも皮肉なことである。中枢に巣食っているのでスパイとは認識されないというのがその実情でもあろう。

              2022 7/14

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