18. 2012年 ボランティア活動を通して見えてくるもの

 ボランティア活動を通してつくづく感じることは、「税と社会保障の一体化」などというのは増税をするための単なる「お題目」に過ぎないという誰でもが感じることを全身で感じることである。例えば、社会保障の方は巧妙に削減する方向にばかり進んでいるにも拘わらず、増税して実際にその分をどこに有効活用しようというのか、改善、活用しようにもその領域を囲い込むように閉じる方向で進んでしまっていては増税分の使い道もないということである。結局その金はどこに流れるのかが問題になってくるが、それも見えない。増税することによって社会保障のどこがどのように改善されるのかが具体的にまったく見えてこないのではお話にならないのである。常に言っていることとやっていることが逆方向ではどのような一体化が可能なのかまったく理解できないのも当然であろう。いつまでも適当に言いくるめられていてばかりでは仕方あるまいと思いながら助けを求めている次のボランティアポイントに向かった。

アーカイブ
TOP