168.セキュリティ対策?

 定期的にセキュリティ対策のためバージョン変更をするのがIT産業の恒例のようだが、その度に何だかんだと料金を取られる。毎月管理費を払っているにもかかわらずそれ以外に取られるのである。現在のこのサイトのタイトル文字、本来なら風景を損なわない白抜きの文字なのだが、でかい白枠で文字が囲まれている、何とも無粋な恰好になっている。管理会社は、バージョン変更によるエラーではないかと言っているが、それでまた、調査費、場合によってはサイトの再構築費などがとられる。今まで、何の問題もなかったものがセキュリティ対策という名目で強引にバージョン変更をし、エラーがでれば、それを修正するための費用が発生する。要するに、ビルゲイツなどがウィルスを作っては、セキュリティ対策と称してウィルス対策ソフトを売ってまた一儲けという構造は、どこを切っても大同小異で際限なく繰り返されているということである。

 世間一般では金儲けができることが「頭がいい」ということになっているが、果たしてそうであろうか、オツムが良いといっても底の割れた欲得だけのオツムである。それはすべてにおいて現われるから厄介なのである。欲得だけのオツムはやがてブギーマンに変身する。ビジネスそのものが、魔を誘い込む要因を持っているからである。それでは、我々はこれに対してどのように対処すべきか?利用できるところは利用して、趨勢に乗じて対処するというのが大方の見解であろうが、そんなに都合よく人生を切り分けられるはずもない。ここが思案のしどころであるが、少なくとも、趨勢に乗じたところからはその脱出口は見い出せないだろう。命懸けで発信している人々を見ていてもそれはよくわかる。

 報道なども、多くの人々が知らなくては命に関わることでも肝心なところはすべてスルーで、どうでもいいこと、むしろさらに悪化させるようなことばかりを垂れ流しているのが実情である。これはかなり危険である。それは、明らかに「他殺」であるにも関わらず、なぜ自分が死んでいくのかわからないまま死んでいくのに等しい。実際、他殺である可能性が高いにも関わらず、自殺として「片付けられた事件」も枚挙にいとまがない。昨年でも、どこの戦闘地域かと思わせるが、この日本で毎日60人位が自殺しているのである。そう、食事をしている一時間位の間に2-3人が自殺で死んでいるのである。当然、出生率は史上最低、死亡率は倍増、食料自給率は下降の一途、地震は頻発、間一髪でカタストロフを免れた原発、漁師も反対する「汚染水」の海洋放出、いちいちあげつらっていたら際限もない。行政の無能無策の結果であるが、岐路に立たされたまま途方もなくスリップして操作不能の状態である。「前向きに」? 前を向ける状態か?どこを見ている?・・・

 一見もっともらしいMake Japan Great Againの幻想を振りまきつつ「殺戮」を繰り返すブギーマンたちを跋扈させてはならない。

※ここでいうブギーマンとは、人の境涯から外れたバケモノ的外道のこと。想像上のブギーマンより遥かに悪質である。

              2024   3/5

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