そもそも「両忘」とは、「時間」も「我」も忘れて生きる「瞬間」の「積み重ね」でもある。今更「光陰矢のごとし」などと感慨にふける気もなく、嘆く時間もない。それは決して「心を亡ぼす」ようなルーティン化された忙しさからきているわけではなく、むしろその逆で豊饒でさえある。私にとって、このサイトはどのカテゴリーもいつでも拡大増幅変換可能な「圧縮」された備忘録なのである。今後も爾時の「こと」、「もの」に触れ、感じ取り得るすべてを表現形式は問わず書き記していくつもりである。
2014 2/25
平山 勝