61.「ロス・ガジョス」も相も変わらずーフラメンコの表皮ー

 「ロス・ガジョス」はスペインの老舗のタブラオである。ある旅番組で「本場スペインのフラメンコ云々」と例によってお決まりの解説らしきものと同時に現れてきたのが「ロス・ガジョス」のフラメンコである。相変わらずと言うよりさらに… 続きを読む 61.「ロス・ガジョス」も相も変わらずーフラメンコの表皮ー

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42.ポワロは「ボケ老人」になったのか

 もちろんアガサ・クリスティのエルキュール・ポワロが「ボケ老人」というわけではない。また主演のデヴィッド・スーシェが「ボケ老人」というわけでもない。日本語版吹き替えの「声優」のことである。何もかもアニメの「ノリ」では困る… 続きを読む 42.ポワロは「ボケ老人」になったのか

60.「酒中の忙」

 「酒中の忙」とは漱石の漢詩に出てくる。 幽居 正に解す酒中の忙 華髪 何ぞ須いん酔郷に住むを  すなわち、静かな生活を送っていると酒席,杯事のうっとうしい慌ただしさがよく見えてくる。白髪が出てくる歳になってまでそんな「… 続きを読む 60.「酒中の忙」

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59.「五七五」のすさび

 最近、俳句形式の筆のすさびに新たな意味づけをして活用しているのをよく見かけるが、私が10年程前にある俳人から頼まれて寄稿した文章の中にすでにその原型ともいうべきものはある。具体的な活用方法は俳句というより「五七五」の言… 続きを読む 59.「五七五」のすさび

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39.Bonne nuit au langage

 Adieu mon ami(さらば、友よ)というのはいつでも現実的にあり得るが、「Adieu au langage」(「言語よ、さらば」)となるとそうはいかない。ゴダールの「言語よ、さらば」という映画はいつか観る日を楽… 続きを読む 39.Bonne nuit au langage

58.この道は 一期いまだし とぞ覚ゆる   ー魯孤ー

世中を捨てて捨てえぬ心地して 都離れぬ我身なりけり   捨てたれど隠れて住まぬ人になれば なお世にあるに似たるなりけり                                  白洲正子氏は、… 続きを読む 58.この道は 一期いまだし とぞ覚ゆる   ー魯孤ー

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