178. 加速主義なるもの

 結論からいえば、「政治・哲学上の立場」とは言え、少なくとも哲学とはかけ離れたもので、その提唱者の内容を見ても、とても文化、思想、哲学が息衝いているとは思えない。総じて、雑魚ばかりで、佃煮用の魚が鬼の首を取ったように騒い… 続きを読む 178. 加速主義なるもの

R・W-24 真実は・・そのまま現れている

 真理は瀕死の人の唇からもれるというマシュー・アーノルドの言を待たずとも、それは限りなく実情に近い。以前にも何度となく判断を迫られた時に、そのような人々の言説を頼り、実際それが正解であったことを思い知らされることが多かっ… 続きを読む R・W-24 真実は・・そのまま現れている

177.2025年 下手な木乃伊を見るような

 未だに、民主主義は頭数だと本気で思っている御仁がいることに驚かされるが、それ自体が民主主義の熟成度を現わしている。民主主義は少数派に対して寛容でなければならないと、小中学校レベルで何度も教えられたはずであるが、それはい… 続きを読む 177.2025年 下手な木乃伊を見るような

175.腹が裂けた蛙

 漱石ではないが、明治以降、西欧に追いつけ追い越せとばかりにやってきて、すべてにおいて間口ばかりを拡げ、奥行きのないものになってしまったというのが実情であろう。イソップの牛と大きさを競う蛙のごとく、蛙は今でも腹を膨らまし… 続きを読む 175.腹が裂けた蛙

174.Adoとバンクシーと

 バンクシーについては、以前にも取り上げたことがあるので、詳細についてはここでは述べないが、すでに周知のことであろう。一方のAdoは、そもそもが、顔を出さずに活動する「歌い手」の文化に興味を持ったということであ… 続きを読む 174.Adoとバンクシーと