何かと言えば、「詳細については控えさせていただきます」、「その点については調査中でお答えできません」等々、そもそも「忖度の有無」など「確信犯」に聞いても無意味であろう。民主主義国家の根幹を土足で蹂躙し続ける「確信犯」集団の一員であるということに過ぎない者の答弁に何を期待しているのかと思われる。これで幕引きを急ぐ者たちの立ち位置とその軸足は明白である。「世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。一遍起こった事はいつまでも続く」(漱石)のである。これは序曲に過ぎない。
さらに、国民が知りたいことには一切答えず、国旗に一礼して「その点ついては、詳細は控えさせていただきます」と言って引っ込むだけの官房長官など国民にとっては必要あるまい。「主権者」に丁寧に答えようともしない姿勢そのものが憲法違反なのである。存在そのものが憲法違反な確信犯の集団が「憲法改正」などとは、たとえ改憲が是だとしても100年も200年も早い。
2012 4/1