こともあろうに、国会の答弁で質問者に対して「もう少し勉強した方がよろしい云々」と説教がましいことを言いながら、「私は立法府の長」ときた。中学生でも「えっ!」と驚くような誰でも知っている知識であろう。漢字もろくに読めない大臣、基本的憲法解釈もできない大臣、「居住まい」もまったくできていない為政者の群れ、どのように正確なプロンプターもまったく無意味な程のレベルである。黒い「腹芸」、「金銭」、親の「七光り」すなわち「七つの大罪」だけで世を渡ってきた輩ばかりなのであろう。できることと言えば、ごまかし、隠蔽、糊塗、ねつ造、空疎なスタンドプレーのパフォーマンスだけ。そして、パフォーマンスのオンパレードをただ無批判に垂れ流すだけのマスメディアも「北の将軍様の国」と同様である。実際、最近ではほとんどその違いはなくなって、話し方まで似てきている。
いつから「立法府の長」なったんだ!えーっ!国民をなめたらいかんぜよ!と、たんかでも切りたくなるご時世である。
2016 5/19
後日、この御仁は国会の答弁で「もしかしたら、言い間違えたかもしれない」と言ったそうだ。これで済む問題ではなかろう。要するに、一事が万事、この程度の御仁なのである。完全に自浄能力を失った政権政党に「夢を託したが、裏切られた」などと寝言を言っているようでは主権者としては失格の「国民」である。「政治屋」の尻を叩いてこき使うのは主権者たる国民なのである。そうでない限りいつまで経っても「詐欺師」の天下。