166.「現地に入るな!」???

もちろん、能登半島大震災のことである。道路も寸断され、緊急車両、救援、支援活動の邪魔になるから「現地に入るな」とはもっともな指示、指摘に思われるが、現状を見るならばまったくの怠慢でしかなく、他の意図があるようにしか思われない。現に震災から何日も経ったいるにもかかわらず、家屋、道路はそのまま、避難者は水も電気も止まった体育館に押し込められ、最低限必要な救援物資ですら届いていないという状態である。まともな国なら全力を挙げて救援、救助、復旧、情報伝達に努めるのが「普通」である。要するに、利権絡みで、その実情をそのまま報道されては困ることが多々あるということであろう。実際、志賀原発のことなどが報道対象になることは、あたかもそこに原発など存在しないかのごとくにほとんどなかった。この異様ともいえる、「現地に入るな」という流れは、政権批判につながる問題を報道するなという情報操作を様々なところで行っているということである。実際、その動きはあらゆるところで確認できる。これは、情報遮蔽による全体主義プロパガンダの一典型でもある。これに慣らされることは、極めて危険である。さらに、また例の金によって動く政治ゴロのデマ、ネガティブキャンペーンも増えてきたことも注意すべきところである。肝心なところを報道しないというということは要するに情報遮蔽で、日本の報道機関は全体主義プロパガンダの一翼を担っているのである。今、SNS以上に注意しなければならないのは、政府広報とそれに群がる有名無名の政治ゴロのSNSであろう。利権に群がるだけの者たちの言説に信を置くことはできないからである。それは必然的にカタストロフに向かう。

           2024 1/8

追記:安全地帯で、もっともらしい美辞麗句を並べ立て、欺瞞を正当化する者たち、顔を見ているだけで吐き気を催す。そう、サイコパスには吐き気すらないのである。人間という概念から逸脱している者たちに人間の言葉は通じない。

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